2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

この状況下でも円高を放置するのか……

日本経団連にしろ日本政府にしろ、この状況下でも円高を放置し対策を実施しようと思わないとは、いったい何を考えているんだろうか。円高は自然現象、などと思っているとか。麻生はこの国を世界で一番最初に回復させてみせると宣言したが、やったことと言え…

JSONICにJSONHint Annotationを追加

JSONICでは、長らくAnnotationという悪癖に手を染めない方針を貫いていたのだが、Oracle SQLのヒント句を見て、こういうのならアリかな、という気分になったので追加することにした。まだ、他にも改善しなきゃと思っているところが解決しないのでリリースは…

減税か、公共投資か

ここ最近のアメリカ経済学blogでの論争は、減税か、公共投資かという点にあるようだが、ここまでひどい不況下にあっては、第一に規模であって内容は二次的なもののように思える。状況を決定的に左右するほど乗数効果に明確な違いがでるのだろうか(と、思っ…

只より高いものはない

(ロバート・バローは)減税が経済を刺激し、むしろ税収が増加すると極端なサプライサイド経済学者が言ったように、今はオバマチームの需要サイド経済学者が財政支出が乗数1.5などというフリーランチを主張している、と批判する。 (中略) バローは基本的に財政…

いまこそトンデモ税の設立を

トンデモな主張の人々を刑事罰などで取り締まることは言論の自由を守る観点から問題だ。しかし、トンデモな主張から得た収益への課税ならば問題なかろう。ホメオパシー税とか、フリーエネルギー税とか、人類の月面着陸は無かったろう税、利上げで景気回復税…

景気を回復させるのは簡単だ

昨日のエントリのはてブを読んだら、「この経済状況ではだれがやっても同じ」という見解が書かれていたのだけど、私はそうは思わない。だって、小泉並みの人間力を発揮する方法が書かれた教科書はなかなか見つからないだろうが、景気を回復させる方法が書か…

過去の麻生、今の麻生

ミランカで放映されていた博士も知らないニッポンのウラのバックナンバーを見返していたのだが、昨年の今頃において麻生への期待感がいかに大きかったか、そのギャップに驚く。幻冬舎の見城徹をして、この人の本を作りたいと言わしめたわけだが、今再度聞け…

残業抑制のために割増率を上げるべきではない

大竹先生のところで「割増率の上昇は残業時間を減らすか?」というエッセイが掲載されている。以前、この日記にて割増賃金を肯定的に書いたことがあるのだが、今は考えを改めている。割増率を上げることで企業側に残業を抑制するインセンティブが働くことは…

歴史が解釈であるならば

東郷和彦著「歴史と外交─靖国・アジア・東京裁判 (講談社現代新書)」という本を読む。通常であればこの手の本は(苦手なので)スルーするのだが、佐藤優氏の「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」の中で高い評価をされていた人の書物だったので、珍し…

フルシチョフ面白い

こんな話もある。ソビエト連邦の元首だったニキータ・フルシチョフ。冷戦時代を象徴する恐ろしい人物である。国連の会議で靴を脱ぎ、その靴でテーブルを叩くという行動をとるような人物だ。その彼は自由化を推進するため、故スターリンの独裁者ぶりを痛烈に…

バーナンキの評価

小生の狭い知見の範囲ではあるが、米国のブログ界ではバーナンキに批判的な空気が徐々に広まり、むしろ日本のブロガーの方がバーナンキを支持しているように見える、という現在の状況は、奇妙といえば奇妙である。 FRBは産業政策をしているのか? - himag…

ミクロバカの壁

中谷巌氏のインタビューやら榊原英資氏の「間違いだらけの経済政策」を軽く読んで感じることは、単に経済学に無知であることが問題なのではなく、徹底的にミクロバカであることに問題があるのではないか、という気がしてきた。小島寛之氏にしてもそうだが、…

米民主党、8250億ドルの景気刺激法案公表へ

米下院民主党は15日、8250億ドル規模の景気刺激法案を発表し、同党指導部は迅速な成立を目指す方針。 米民主党、8250億ドルの景気刺激法案公表へ - ロイター アメリカが80兆円近い財政出動を行う一方、日本では2兆円の財政出動すら決まらないばかりか…

こうして経済学者の信頼は地に落ちる

例の小泉構造改革をですね、後押しした経済学者が、アメリカ流の市場原理主義というのは、日本人を幸せにしはしないんだ。自分は間違っていた、というふうに今頃になって懺悔しております。最近、そういう本も出したということらしいんですが。経済学者って…

東方TCG

大学時代のサークルの同期が、同人で東方のTCGを作っているのだが、この度、絵師として一枚書くことになった。コミケとかで販売してるらしいので、興味ある人は寄ってみてください。私は東方にもTCGにも門外漢なので実のところよくわかってなかったりするの…

勇気づけられる話

鳩山邦夫は東大法学部主席卒業だそうだ。人間、学歴がすべてではない、という意味で大変勇気づけられる話である。

一般均衡理論に思うこと

一般均衡理論に対しては、どうしても拒否感を持つ人が多いようだ。思うに現実を説明する理論的枠組みとしてではなく、資源利用を最適化するアルゴリズムとして教えた方が納得感があるのではなかろうか。

デフレ期待の固定化

しかし今、100年の1度(実際はどうであれ)とも言われる景気の節目の中であからさまになったのは「買わない」というパラダイムが堂々と成立するようになったということではないかと感じるのです。 株式会社マジカジャパンの羽生章洋が書いてるブログ:買わな…

あけおめことよろ

なんだか昨年も同じこと書いたような気がするけど。今年は新年早々深夜残業からのスタートです(やっと今、帰宅した)。見えている景気の先行きも最悪の模様なので、たとえ忙しくとも仕事があるだけましと思うべきかもしれませんが……