LOOX T 届く

小さい。でも、キーボードも打ちやすいし今のところほとんど不満なし。この文章もLOOX Tから書いているが、ぜんぜん問題ない。むしろ、安く済ませるために選択したWindows XP Home Editionの設定系機能の少なさに愕然とした(w 唯一の欠点はトラックポイントIBM系のPCによくついているやつ)がついてないことだなぁ。一度あの便利さになれてしまうと、トラックパッドの不便さが身にしみる。熱もひどくはないが、冷たいという状態からはほど遠い(それでも他のメーカのマシンよりはましだと聞いている)。

まだ部屋に無線LAN環境がないので、メインマシンをルータに扱いにしてクロスケーブルで接続しているが、リモートデスクトップでつなげば、環境を維持できるので結構良さげ。

とりあえず、このマシンはプログラム&文章書きマシンとして扱うことにしよう。

実相寺昭雄が死んだ

今更だけど。

私の中では、実相寺という人は、優れたアイデアマンである一方、その演出は常に地に足が着いておらず監督としては二流としか映らなかった。ウルトラマン、あるいはウルトラセブンでの演出も奇抜で度肝を抜かれる演出があった一方で世界観を明らかに崩す演出があったのも確かである。そして、その後監督として製作した映画はいずれも演出の奇抜さよりもそのチープさ、すなわち演出家としての能力の低さが目立ったようにも思える。

たしかに、ウルトラマン時代の実相寺は、他の演出家に比べて一線を隔していた。「恐怖の宇宙線」のガバドン、「故郷は地球」のジャミラ、「空の贈り物」のスカイドン、「狙われた街」のメトロン星人、「第四惑星の悪夢」のロボット長官、いずれも記憶に残る素晴らしい仕事であった。嘘の許容範囲が大きい特撮という仕事が、アイデアはすばらしいが演出が下手という実相寺という監督を最も生かす場だったのかもしれない。