2013-01-01から1年間の記事一覧

HTML でリッチテキストエディタを実現する方法

そんなの contenteditable でできんじゃん、と思っていたら全然そんなことなかったのでメモ。 まず編集可能な HTML 領域を作るには次の二種類の方法がある。 contenteditable="true" designMode="on" 違いは contenteditable がある特定の要素の中だけを編集…

消費税の逆進性について

unrepresentative agent の税の逆進性についての記事を受けて思っていたことをメモ(ただし、それほど興味はないので、強く反論したいわけではない)。 生涯消費に対して一定割合を課税するすることが「公平」であるというのは、他の条件が一定であるならば…

Chrome のイケてないところ

Chrome というか webkit というか blink のイケてないところなんだけど、アレだけウェブ標準ガー、と言いつついまだにCSS2レベルでも対応してない動作がいくつかあり困ってしまう。具体的には以下の問題がある。 テーブル列を非表示にする visibility: colla…

XMLICというライブラリをリリースしてみた

つい先週、XMLICというライブラリをリリースしました。XMLIC - jQuery like DOM traversal and manipulation API名前を見ただけだとJSONICのXML版のように思われるかもしれませんが、実体はXML専用のJava用jQueryという代物です。こんな感じで使えます。 XML…

イノベーションを阻害する品質管理脳の恐怖!

などというあおり気味なタイトルを付けてみたのですが、皆様は新年度をどのようにお過ごしでしょうか。つい先程「ヤバい経営学」なる本を読み終わったのですが、ちょうど良いタイミングで中央大学竹内健先生のブログでこんな話を読んでしまったわけです。実…

骨太の一冊「リフレが日本経済を復活させる」を読む

「ここからだと、あの株価が蜃気楼の様に見える。そう思わないか」 「たとえ幻であろうと、あの街ではそれを現実として生きる人々がいる。それともあなたにはその人達も幻に見えるの?」 アベノミクスことリフレ政策の影響で円安・株高が続いておりますが、…

解雇規制緩和についての疑問

どうも日本の経済学者は解雇規制緩和が大好きなようなのだが、実のところそれほど根拠があるようにも見えない。きっと異論もあるだろうけれども、だいたいこんな感じの話なんじゃないの、と思ってることを書いてみようと思う。経済学者が解雇規制緩和を好意…

日本の『復活の日』

本サイトでは、長い間「インフレ目標2%」といったリフレ政策を通じての景気回復策を主張してきた。「良い円高・良いデフレ」を信仰する速水優総裁時代、「インフレ目標は魔法の杖ではない」と導入を否定しゼロ金利を解除した福井俊彦総裁時代、「デフレは金…

CSS非拡張ツール Wlite 0.2.0 リリース

最近、LESSとかSCSSとかCSS系のメタ言語が流行っています。特にSCSSの拡張機能Compassのベンダープレフィックスとかすごくいい感じです。ほしい……。でも、イマイチ踏みきれない点があります。それはいつまで言語として生き続けるかわからないことです。この…

Javaのクラス内が依存しているフィールド、メソッドの一覧を表示する

世の中には javassist というとても便利なライブラリがある。通常は、バイトコードの書き換えに利用することが多いが、バイトコードを調べることで依存関係やメタ情報を取得することもできる。単に依存しているクラスを取得するだけであれば、CtClass#getRef…

なぜグローバルな格差は生まれたのか

昨日に引き続き「不平等について―― 経済学と統計が語る26の話」より、興味深い話を抜粋。 世界が極めて不平等な場所であること、それも特殊なかたちで不平等であること、今日の不平等の大半は各国間の平均所得の格差に起因することを、これまで検討してきた…

「善玉」不平等と「悪玉」不平等

先日、「不平等について―― 経済学と統計が語る26の話」という書籍を読んだわけですが、この本ではグローバルな格差を中心として語られており、個人的感心とは微妙にずれていたというのが正直なところ。ただ、いくつか興味深い観点もあったので、紹介したいと…

問題は「格差」ではなく「貧困」(そして「非正規」ではなく「不景気」)

ドワンゴ取締役などを務める夏野剛氏の格差論騒動もあり、格差論争がまた熱く語られはじめました。(反論という形であっても)生活に苦しむ人々の声がトピックスとして上がってくる事自体はとても良いことだと思うのですが、どうも旧態依然な左派的な考えで…