人はどこまで怪しげなものを信じられるのか

経済学の前提が間違っているように聞こえるという主張が直感に基づくならば理解できなくはない。たしかに直感に基づくならば、動き出した物体は必ず止まるし、重い物質の方が速く落ちるし、地球は水平だし、太陽は地球の周りを回っている。

直感的には正しく思えることが科学的に正しくないなどいくらでもある。

しかしだ。ホメオパシーに至っては、直感的にも間違っているようにしか聞こえないわけで、なんであんなのを信じる人がいるのか本当に不思議でならない。騙されるにしてももう少しましな疑似科学などいくらでもあるだろうに。

そんなに騙されやすいのなら、リフレ政策だって素直に信じてくれればよいと思うのだが、こういうのはうまくいかない。世の中、融通がきかないものだ。