あのトラ技もハードの最前線にいる人にとっては結構トンデモな記事が載っているってんで、「あれがトンデモ」と喝破できて一人前という説もあるんだそうで。

Slashdot Japanのコメントより
専門雑誌の記事に上記のようなことはたびたびあって、Java関係の記事で嘘があるのを見破ったことは何度かある(自慢)。確かに記事の間違いがわかるようになったら一人前というのは、的確な基準かもしれない。とはいえ、あのトラ技(トランジスタ技術です。念のため……)にもそんなことがあるんだなあ。私は、ハードウェアにはめっぽう弱いのでこの件に関しては全くフォローはできませんが。
よく新聞などでその道の有名教授などがコメントを書いてあることがあるけれど、教授(プロ)だからといって信用してはいけないというのはよく聞く話ではある。なんといってもまともに学問を勉強したのはウン十年前だし、ニュートンの例を出すまでもなく若い頃は天才でも歳を取るとおかしくなられる人は少なからずいる。しかも、コメントを求められる内容は、最先端の話だったりするので事情をよく知らないこともありうる。
そう考えると、あのクルーグマン先生だって、そのうち「日本の不景気は宇宙人の仕業です」とか言い始めるかもしれないし、優しき独裁者リーナス・トーバルス氏だって「あれはワシのLinuxではない」とか言い始めるなんてことも無いとは限らない。
私も最近発言が年寄りくさくなってきたので注意せねば。
ちょっと前に話題になった「エレガントな宇宙」を読み始める。どうでもいいが、やっぱり最初は例によって相対論の話なんですな。ずいぶん分かりやすく書いているとはいえ、そもそも直感に反する事象だから分かりやすくなる訳もなく、普通の人はここで挫折するのではないかと要らぬ心配をしてしまう(普通の人は読まないという話もある)。超ひも理論は、いくつか一般書で読んだのだけど、机上の空論の結果という印象しかなかったので、その悪い印象を取っ払う良い機会かもしれない。