六角弘著「怪文書」を読む。ジャーナリストを引退した著者が、集めた「怪文書」を元に「イトマン事件」やら「佐川急便事件」やらといった政治がらみの経済事件について語るという趣旨である。最近続巻が出て立ち読みしたらおもしろそうだったので、最初の巻を買ってみたが非常におもしろい。とりあえず、怪文書が飛び交い始めたらその事件やら会社やらは末期の状態に達しているとみなしていいようだ。某Sバンクの件もあるのでよく覚えておこう(^^;
嘘八百怪文書というのは誰からも相手にされないとこの本で書かれていたが、筑紫哲也が「便所の落書き」と評したインターネットだって結局のところ同じことで、2ちゃんねるのように匿名であっても嘘やヤラセ、無粋な書き込みなどは結局相手にされない。とは言うもののニフティやfjのように記名式で荒らしに対し極度に警戒的な場よりも2ちゃんねるのように匿名で荒れていることを常とする場の方が健全で住み心地も良くなるなんて誰も想像しなかったよなあ。



以前に引き続き塩野七生ローマ人の物語4 ハンニバル戦記[中]」を読み終わる。ハンニバルが出てきてから俄然面白い。てゆうか、こんな小説みたいな出来事が現実に起こるというのが信じがたい。ハンニバル、あんた凄すぎ。でも長期戦になるにつれて勝てなくなるってところが現実の現実たる所以なんでしょうな。

最近秘密裏に作っていたWMF(Windows Metafile)からSVG(Scalable Vecter Graphics)へのコンバータがそれなりに役に立つレベルになってきたので公開。

使い方は、java -jar wmf2svg-0.5.jar <入力WMFファイル> <出力SVGファイル> みたいな感じで。当然Javaが必要なのだが、JAXP1.1が必要なのでJ2SDK1.4以降で使うのが吉。そのうちマトモなページに独立させよう。