夜中に「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」をやっていたので、途中からではあったが見ることにしたのだけど、想像をはるかに越えるダメさ。当時、駄作だと評されていたのを覚えていたけど、ここまでとは思わなかった。まず、バットマンの配役にジョージ・クルーニーを置く時点でどうかと思うが、ロビンよりもむちむちのバットガールというのもずいぶんアレである。時代錯誤のご都合主義もここまで酷いとたとえアニメであっても納得できないであろうことは想像に難くなく、特撮の出来もとても映画とは思えない。
まあ、この手の原作物を何も考えずに作るとこうなりますという悪い手本にはなっている気がするけれど。とはいえ、ファンを裏切らず、映画として成立させて、出資者も納得させるのが難しいのは確かだと思う。だから、押井みたいにファンと出資者を最初から無視というのもひとつの方法ではあるとは思う。
そういえば、今「踊る大捜査線」の映画第二弾を作っているらしいけど、前作のとき監督の本広克行と押井が対談していて本広が「みんなに見せ場を作る(……とかそんなようなこと)」を言ったら「それはうまくいかないよ〜」と言われたので、今作ではドラマの延長ではないきちんとした映画にしてくるのではないかとちょっとだけ期待。



手書きの図からUMLを自動作図》研究室の先輩が概念図の自動生成の研究をやっているからよく知っているだが、図の自動配置は世の人が思っているより百倍くらい難しい。ひとつの問題は、コンピュータにはトップダウンの思考ができないこと。実際に人間が図を描くときはスペースとかバランスを考えて必要なものだけを描いていたりするのだが、コンピュータにはこれが出来ないからまともに図が出来ない。
現実的な利用を考えると、こういう研究の方がすじがいいと思う。少なくともUMLを普及させるためにはこんなアプリケーションが不可欠だと思われ。