人生と人格がバグってるという噂

実は最近転職したのである。

本日親に電話でその旨伝えたのだが、そうとうショックを受けているようで困ってしまった。たしかに転職先の会社も世間的に見てそんなに良い企業でないのは間違いないし、大学院の同期連中から見たら確実に負け組だろうなぁとは思う。

転職前まではそのことで非常に悩んだこともあったのだが*1、実際に転職してみると転職先での仕事が予想外に面白く「人間どうせ死ぬんだし、楽しんだほうが勝ちなんじゃねーの」とか本気で思い始めていたりする*2。人生わからないものである。

現実問題として、私が六畳間以上の空間を管理できないことが経験的に明らかであり、なおかつ他人と共同生活することにまったくといっていいほどメリットを感じておらず、住居を除けば欲しい財の合計額が100万円を切っている以上、世間的な幸福基準が私個人の幸せに結びつかない可能性は非常に高い。

しかしながら、その一方で幸福の政治経済学的に考えると相対的な所得水準が幸福感に影響を与えるという分析結果があり、前述のような考えに基づき人生をいい加減に生きてしまうといつか後悔する日がやってくるのではないかという不安もある。世間的な幸せと個人的な幸せが一致する人はまことに幸いである。

まぁ、端的に言って人生というやつほど難しいものは無いということですな……などというわかったようでわからないような言葉で本日の日記はここまで。

*1:経済学的に言えば、新卒での就職に失敗したという事実はサンクコストであり無視すべきである

*2:前の会社で某有名コンサル会社から転職してきた人の話を聞いたのだが、私のようなヘタレにはとても耐えられない世界だと思った