サブカルは今

町山さんのblogを見て思い出した。昔のサブカル関係者*1はマスコミよりも遥かに正しくまともなことを言っていた。世の中には物理学についての間違った知見を元にした本が多く出回っているのを告発(?)した「と学会」もそうだったし、世に様々な博識を提供してきたのは文学者などではなく小松左京荒俣宏などといったSF関係者だった。

だから、日本の不況に対しインフレ目標策のようなマスコミから批判を浴びている政策が経済学者から提案されたとき、サブカル関係者はもっと好意的に取り上げてくれるものだと思っていた。しかし、実際にはそんなことはなくむしろ輪をかけてインフレ目標策批判を繰り広げていたように思う。

あのころの科学技術がそうであったように、経済学がもっと普通に教養として語られる時代はやってくるのであろうか。もしそれがあるとするならば、今なのではないかと思うのだが。

*1:という呼び方は不適切かもしれないが他に呼び方を知らないのでここではこう書かせてもらう。