気持ちの問題
どんな仕事であれ、うまくいかなくてショボーンという出来事はよくあるのだけれど、その時どうすべきかと考えたときいくつかの道がある。
- 私は間違っていた。反省して次回に生かそう
- 私は間違っていた。でも気にしてもしょうがない
- 私は間違っていない。だから、このまま進もう
問題は、この何れの選択肢も常に正しいとは限らないということである。
世間的には、最初の選択肢が良いと言われるわけだが反省しすぎた結果、鬱病になって仕事に復帰できなくなったプロジェクトマネージャーなんてのは掃いて捨てるほどいる(世の中には失敗が約束されているプロジェクト=地雷が沢山あるし、能力が足りなくても引き受けざるを得ない状況というのも沢山ある)。
それを考えれば会社にとってどうかはともかく各個人の人間にとっては、二番目の選択肢を選ぶべき場合も多いように思える。実際、憎まれっ子世に憚るという言葉の通り、図太い人物というのは優秀であれ無能であれ最終的にそれなりの地位を得ているものである。
その図太さという軸で行くと最後の選択肢も場合によっては必要とされる。プロジェクトXを見るまでもなく、たとえどんなに壁があろうとも信念を貫くことが結果的に自分を救う結果になることがある。問題は、結果的に上手くいけばいいものの、失敗すればただの変人呼ばわりされてしまう。
まことに人生とは難しいものである。