平野啓一郎の逆襲

http://d.hatena.ne.jp/keiichirohirano/20060915

うわぁ、懐かしい話題だな。さすがにWebも2.0になっただけあって懐古な話題も続々登場(w

当時の感想としては、日蝕がつま……作家をへこませるのが目的でないので以下略。どちらにしろ、パクリ、パクリと皆うるさすぎる。いまや100%オリジナルな作品など存在しないのだし、実際問題として10%も新らしさがあれば新ジャンル開拓と呼ばれてもおかしくない状況ではなかろうか。よく考えていただきたい。「戦後マンガの全ては手塚治虫のパクリ」と言わしめる手塚治虫が生んだとされる各種手法でさえ、実際には前例があるのだ。「パクられた」とするその元ネタには、いったいどれほどのオリジナルが含まれているというのだろうか。WXⅢのパクリ? WXⅢ自体が怪獣映画のパロディじぇねーか。

まぁ、さすがにそのマンマなのはどうかと思うが、ようは面白ければよいのであって、パクリかどうかは重要な問題ではない。だいたい、パクれば面白いものができあがると考えるのが大きな間違いで、例えばエヴァ以降エヴァのパクリは大量に作られたわけだが面白い作品がひとつでもあっただろうか。

私はむしろ、パクラれたら喜ぶべきであると思う。だって、つまんない作品だったら誰もパクらないでしょ。パクられるというのは自分の作品が世間に認められた証拠ではないか。