のりピー容疑者逮捕に思うこと

大原麗子が死ぬは、のりピーが逮捕されるは、本当に昭和が遠くなってきた今日この頃。そういえば、酒井法子ファンクラブ会員の某法学教授は今どのような心境でおられるのだろうか、って何の話をしているのやら。

吉田豪Podcastなど聴いているから、芸能人の私生活がテレビから受けるイメージと違うことには今更驚かないが、酒井法子の生い立ちがあまりにもヘビーなので、さすがはトップ・アイドルの座を射止めた人間は違うなぁ、と感心してしまった。なんとなく、酒井法子の場合、この事件を受けて消えてゆくのというよりも、新たなるキャラを確立してもう一度ブレイクするのではないか、という気さえしてしまうのだが、どうなるのだろうか。

ひとつ残念なのは、マスコミが「酒井法子容疑者が……」などとつまらない呼び方をしている点だ。写真もいかにも悪人っぽいものを使っているのも酒井法子というキャラ的にしっくりこない。

むしろ、「のりピー容疑者が麻薬所持の疑いでマンモス逮捕されました」などと鈴木史朗あたりがまじめな顔で読むべきだったのだ。そのえも言われぬ違和感を楽しむことこそが、昭和という激動の時代を生きた我々大人の正しい態度なのではなかろうか(ってなんだそりゃ)。