第二スタックがもう溜まり始めた。おいおい、休みくれって。
ちょっと前に「磁力は肩こりに効くのか」という議論をしたので調べてみる。結論から言えばまだよくわからない。某水商売のように否定的な結論が多いのに比べ、エレキバン批判というのはほとんど見受けられなかった。とはいうものの、エレキバンのサイトを見ても血流を良くしますとしか書かれていなかったりしてしっかりした解説があるわけではない。
この議論の元ネタは「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか」という本にフレミングの法則を持ち出して否定的見解が出されていたのを見たことに始まる。
その内容は、「電荷を持つ物質が血管を流れているとすると、磁場によって動く方向は流れる向きに対して直交する。だから、これは嘘だ」というもの。議論になっていたときは、私が「阻害する向きに動く(すなわち反対の向き)」と誤解していたために「磁石を逆にすればいいじゃん」というというところで終わってしまっていたが、確かに直交ならば血流をよくはしない(悪くもしない)。
ただし、話はこれで終わりではない。とあるページ(リンクされてないのは単に参照先を失念しただけです)で「磁場が肩こりに効く理由としてよく言われるのは」という曖昧な書き方をしてはいるが、ある程度納得力のある説明がされていた。「強力な磁場をかけると血液中の凝固物質を構成するプラスの電荷とマイナスの電荷を持つものが(前の説明のように)血管の両側に分かれる。血流を阻害するものが少なくなるため血管の流れがよくなる」というものだ。確かにこれが本当なら前述の本での批判こそがトンデモということになる。
実際、他のページでも「MRIで仕事をしていると肩こりにならない」(笑)などと書かれていて、あながち嘘とも言い切れない。
結局決定的な証拠は得られなかったりするわけだが、「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか」に書かれているとおり、実際に実験するのが一番だ……ということで、ピップエレキバンでも買ってこようかと思う。最近、肩こりが本当にひどいのでプラシーボ効果でもいいから効いて欲しいものだ(そういえば、プラシーボ効果なるものが本当にあるかも怪しいという話がありましたね)。