映画「玩具修理者」を見る。映像と演出がとてもすばらしいにも関わらず、役者のダメな演技がすべてをぶちこわしてしまっている。まあ、原作はあんなものなのでストーリーについては文句はいいません。小林泰三は、一見面白そうではあるが、作りが雑なのでどうしても好きになれない。SF者なのにホラーを書いているからなのだろうか。
T澤氏が遊びに来てたので、とりあえず少林サッカーを見に行こうと思っていたのだが、時間のスケジュールが合わなかったので「突入せよ!『あさま山荘事件』」を見る。前々から良い評判を聴いていたのだが、確かにこれは良い映画だ。日本にもこんな映画を撮れる余力があったんですなあ。どうしても話の暗くなりがちな「あさま山荘事件」を題材にしているにも関わらず赤軍メンバー側には全く焦点を当てず、あくまで警察映画として扱っているあたりなかなかうまい。話のまとまりもよくとれている。なんといっても無意味なまでに豪華な役者陣にはちょっと感動。ただ、佐々淳行役が役所広司というのはかっこよすぎるよなあと思わんでもない(昔はあれくらいかっこよかったのかもしれんが)。