今週の濱マイク「女と男、男と女」。ただのヤクザ映画。これは私の思い込みなのかもしれないが濱マイクの世界観ってのは「町の日常を守る義理人情の探偵さん」だと思うので、こういう大きな話を始められてもリアリティが感じられない。もっと宮部みゆきが書くようなちっちゃくて人情物の話を書かなきゃならんのじゃないかと思うぞ。



例によって眠れなかったのでテレビを付けてたらフルCG映画「ALICE」をやっていたので見てみた。映像がPS2のゲームかと思うほどへぼへぼなのだが「VISITOR」よりましなので許すことにしよう。話の方は在り来たりな設定、在り来たりの脚本と平凡の極みではあるが、普通に見ていられる分「FINAL FANTASY the movei」よりマシだったりする。実はこの映画、日本初のデジタル上映作品なのだが誰も覚えてないし、今すぐ忘れてくれ。
実はタイムトラベル異世界ものなのだが、いい加減タイムトラベルものはネタとして使い古されている挙句、適当に扱うには合理的解釈が付けづらいので使わないほうがいいんじゃないのとか思ってしまう。「ALICE」でも一応説明しようとはしていたが、あれじゃ突っ込まれるのが落ちだな。タイムパラドックスをちゃんと説明できないなら、設定として使わない方がいい。しかし、ここ最近の光速越え実験があらかた失敗しているのをみると本当にこの物理世界ってうまく作られているよなあと思う。作為的なんじゃないかと思うくらい。神様が実は設定マニアとかそういう話?

研究室にやっとこさAdobeのIllustrator10が導入されたのだが、なぜかSVGに画像の埋め込みが出来る。数日前の日記に書いた通り最近WMFからSVGへのコンバータを作ってるのだが、画像の埋め込みができないのでどうしようかと思っていたのだ。とりあえずIllustratorが生成した画像埋め込みのSVGファイルを調べてみると以下のような記述が。

url(data:;base64, hogehogehoge...)
なんだこれは、Adobe独自の拡張なのか?と思ったのだが、xml.apache.orgで作っているbatikでも同じ方法が使えるのでいろいろ検索してみるとRFC2397にThe "data" URL schemeという規格があるようなのだ。ようするにURL自体にデータを入れ込んでしまうものらしいのだが、これは便利そうだ。基本的には以下のような書式にするらしい。

data:<メディアタイプ>;base64,<データ列>
データ長の制限ができてしまうのは難点だが、基本的な画像はこれで埋め込める。そういえばマルチパートって手もあるなあと思ったのだが、実際のツールでサポートしてるのかどうか(どうもダメっぽい)。