宮部みゆき著「平成お徒歩日記」を読む。ところどころに顔を出すゲームネタがこの本のキモ(大嘘)。宮部みゆきが実は結構ゲームマニアだというのは割と知られた事実だが、小説だけを読んでるとほとんどその手の記述はなかったりするので気付かない人も多かろう(「理由」で次世代ゲーム機の話が出てくるくらいか?)。どれくらいつわものかと言うと最初に買った次世代機が「3DOリアル」で、購入理由はパソコンではまった「アローン・イン・ザ・ダーク」をコントローラでやりたかったから(結局、3DO版はやらなかったみたいだが)。しかも、3DOで遊んだゲームは三つだけといいながら「アウター・ワールド」「ドクター・ハウザー」「Dの食卓」だったりする。宮部みゆき恐るべし。
閑話休題。内容としては、雑誌の企画ものなので割とすかすかした本ではあるが、所々で語られる江戸時代に関する雑学は非常におもしろい。「市中引き回しは二種類ある」とか「引き回しの距離は実はかなり長い」とか「通行手形は、木製の駒みたいなものではなく紙の証文」とか「関所破りの罪で死罪になったのは、江戸時代を通して六人しかいない」などなど。時代劇だけで知識を仕入れてると気付かない基本的な誤解ってのは結構ありそうですな。



医学都市伝説からひろってきたネタなんで、ひ孫引きになって申し訳ないんだけど、「こののAとBの色は同じ」というお話。ホントに不思議だなあ(私もPhotoshopで確かめた)。