ジョセフ・E・スティグリッツ著「スティグリッツ ミクロ経済学 第2版」をやっと読み終わる。ミクロ経済学ってつまらないという印象しかなかったけど、スティグリッツが書くとここまでエキサイティングな本になるわけか。前半の内容は「入門経済学」を補足するような内容だったけど、「資産の運用」「独占、寡占」の辺りはひたすら面白い。生半可な知識でしか株とか独占企業とかを語れない人は、ここら辺の話を読むと目から鱗が落ちるかもしれない。例えば、「寡占」の章あたりを読むとYahoo! BBが例え独占企業になったとしても、価格の吊り上げができないであろうことが予想できる。
逆に公共政策のあたりを読むと、経済学でもわからないことは沢山あることがわかる(とはいっても、経済学が科学であることを忘れないこと。経済学でわからないと言う場合には、他のどんな学問も信頼のおける答えを出せはしない)。
さて、次はとうとう「マクロ経済学」だが、卒業するまでに読み終わるのか?