作家の中島らも容疑者を大麻所持容疑などで逮捕》またか(笑)って前は捕まってなかったんだっけ? この人の場合、麻薬程度じゃ当たり前すぎて驚かないよなあ。



昨晩は、指導教官に飲みに連れて行ってもらったのだが、そこで経済について一席ぶたれることに。曰く「日本の為替レートの高さにより、外国の労働力が相対的に安いのが問題だ」とのこと。はっきりとは言っていないが、それは中国脅威論って奴ですがな。まあ、前半の為替レートが高いってのはその通りなので、そこだけ肯いて反論はしなかったけど、後半は明らかに間違ってる(技術者にとって中国脅威論が一番納得のいく説明だというのは理解できるのだけどね)。
外国の労働力が安くたって、貿易の影響なんて国内総生産の一割しか占めてないから重要じゃないよってのはクルーグマンおなじみの話。
で、為替レートだが、日本の労働力が相対的に高すぎるのは間違いない。間違いないが、何に比べて高いのかというと労働市場の需要・供給のバランスした場合の賃金に比べて高いということが問題。日本に限らず先進国では、賃金の引き下げが法的に難しいし、そもそも給料は頻繁には変わらないのでのでこういうことが起こるわけだが、これは物の値段が高すぎるのと同じだから需要が少なくなる。すなわち、失業が増えるし国内総生産も減る。インフレ下ならそれでもいいけど、今はデフレだからこれはまずい。これを解決するにはどうしたらいいかというと、お金の価値自体を下げればいいということになる。ようするに日銀がお金を刷って困らない程度のインフレにすればいいわけで、この話でも結論的にはインフレターゲットをやれという話に落ち着く。
問題は、指導教官にこの話をすべきかどうかなのだが……。