■

あの「日本経済新聞社」から野口旭の「誰にも聞けなかったニュースの経済」という本が出ていたので買ってしまう。野口旭もとうとうメジャーへの道を歩み始めたか〜とちょっと期待して買ったのだが、正直に言ってしまうとこの本ダメすぎ。いや、もちろん経済学的な部分に問題があるわけではない。問題は本の構成にある。なんでしょっぱなから合成の誤謬の話が始まるんだか。こういう初心者向けの本は、身近で直感的な話から順番に出していき、最後まで読むと言いたいことが理解できるようにしなけりゃならんのだよ。いきなり「経済学的に正しい話」をされたって読者には理解できないでしょ。うーむ、この本を読んでしまうと竹中の「経済ってそういうことだったのか会議」ってよく出来てるなあと思う次第。やはりリフレ派には広報の上手い人間が必要だよなあ。