いつの間にかJava Advanced Imaging Image I/O Tools 1.0がリリースされていたので、以前作ったwmf2svgプログラムに画像表示の機構を組み込んでみる。
試してみたいという奇特な方のために、一応プログラムは以下からダウンロードできるようにしておく(ソースコード付き)。

実行には前述のImage I/O Tools 1.0が必要なのでダウンロードしインストールをまず行う。次に上記のZipファイル中に入っているwmf2svg.jarを実行すれば任意のwmfファイルからsvgファイルが生成できるはずである。使い方は以下の通り。


$ java -jar wmf2svg.jar [input wmf filename] [output svg filename]
ライセンス条項は明記していないが、そこらへんはまあ、適当に……。

勝手な思い込みで騙されて橋本忍原作・脚本・監督の映画「幻の湖」のDVDを買ってしまう。以前、物の本に「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」と並び賞されていたので、てっきりやばすぎて封印されたものだとばかり思っていたのだが、むしろ「さよならジュピター」に並び賞される映画であった次第。
個人的には映画自体は許容できる範囲というところで「さよならジュピター」や「北京原人」ほど直感的に笑いに繋がることはない。この映画の見所というのはむしろ「黒沢明脚本の常連脚本家、砂の器八甲田山橋本忍が製作」、「東宝《創立五〇周年記念》映画」、「一年にもおよぶ撮影期間と豪華キャスト」という異常なまでに豪華な背景状況に対する絶望的なまでの意味不明さであろう。ここまで金のかかった映画をたった一週間で打ち切りにしたのも仕方が無いと思わせるだけのすごみは確かにある。
この映画は映画マニアがしばしば話題にのせるほど見なければならない映画ではないように私には思える。しかし、映画史を彩る一つの物語として極めて魅力的であることを否定しがたいというのは理解できる気がする。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX FILE-0006」を見る。この巻に収録されている二話はわりと面白かったが、笑い男事件の方に関しては(最後まで見ていないので)評価は保留。もうひとつの「タチコマの家出 映画監督の夢」の方は、物語を作ってる人間がそれを言うかいという不満はあるが、単独の話としてはまあいいんじゃないかという感じ。もうちょっと突き抜けた部分がないと誉める気にならないのだが、それは過剰な期待というものなのだろうか。