豆腐小僧双六道中ふりだし」を読んでて思ったのだが、日銀というのはある種の妖怪であって「金融緩和は効果がない」とか「1%のインフレすら許さない」とか、そういうアイデンティティの元にのみ存在できるのではなかろうか。言い換えれば、妖怪日銀の存在は日銀総裁含む日銀の人びとの共同幻想であって、インフレ目標を据える日銀と言うのは、日銀であって日銀ではない。彼らがインフレ目標の有効性に気付いてしまったとき、概念としての日銀はまさに存在しなくなってしまう。
ある日日銀が我々の前から突如として消え、水木しげるによって漫画として描かれ、京極によって解体されるとき、日本は復活への道を歩み始めることになるのである。日本の未来は、水木御大の手にかかっている……のかぁ?



映画「ヘルレイザー」を観る。話はなんとなく破綻してる気がするが、最後までみるとまっいいかという気になれる。ただ、主役が悪役顔なのであんまり可哀想な気がしないのが難だな。観終わった後、なぜか良かった良かったと大団円のように思えてきたり。今見るとちょっと古めな部分もあるけど、当時ホラーの新境地を開いたと言われた作品だけのことはある。観て損はない作品。