今、最も旬なお笑いタレントはパペットマペットだと私は信じる。



朝日新聞に載った松原隆一郎「エコノミストは信用できるか」評がWebで公開されてた。なんだ、割とまともじゃないか。あんな文章を公開しておいてなんだが、私は東谷氏に好意的である。そのことに関しては例の文章の質問と回答にも書いた通りだが、そういう意味で少なくとも松原隆一郎が書評に書いている範囲に関してはおおむね同意できる。
この件に関しては、メールをくれた某リフレ派の重鎮様からもおしかり(?)を頂いたのだが、意見をかえるつもりはない。「エコノミストは(以下略)」は、ジャーナリスト的な立場から経済論戦を描いた本としてはピカイチの出来だし、品もいい(笑)。エコノミストミシュランに足りなかったものがこの本にはあるようにも思う(日記には書かなかったが、私はエコノミストミシュランにはすこぶる不満があるのだ。「トンデモ本の世界」と読み比べてみると何が足りなかったのかわかるはずだ)
たしかに「エコノミストは信用できるか」は「正しい経済政策とは何か」を考えるうえでは正しくない。だが、エコノミスト市場の現状をリポートするジャーナリストの立場としては決して間違っているわけではないと私は考える。*1

*1:品がいいとは書いたものの、自身が批判に答える場面では東谷氏も品が良くないな。そう考えると、そもそも論戦というものは品がないものなのかもしれんなぁ。