言われてみれば確かにそうだ

田中秀臣氏のEconomics Lovers Liveより

なんで私のまわりはライブドア騒動に萌えない(燃えない はい、日本語は正しくね)経済学者やエコノミストばかりなんでしょか?

そういえばそうだなぁ。経済学系のブログでライブドア関係の話題で盛り上がっているところってほとんどないような。私も書いてないし。

それよりも、直近で当座預金目標引き下げの可能性が出てきたのに株価があまり下がるどころか微妙に上昇しつ続けていることはどう解釈すべきなのか、ということの方が気になる。

株価は、景気を10〜12ヶ月程度先行するらしいのだが、そう考えると昨年の金融緩和により実物経済が予想以上に堅調に推移している、と見ることもできる*1。とはいえ、足元のGDP統計は相変わらず散々たる結果だし、デフレは相変わらず続いている。

やはり、行為を伴わない出来事(=日銀委員による出口論議)程度では人びとの予想は変わらないということか。神と言われたグリーンスパンでさえ口先だけでは市場の予想に影響を与えられなかったのだからアホの日銀では当然の帰結なのかもしれない。

日銀が当座預金目標の引き下げという行為を伴う出来事が起こしたとき、実体経済にいったいどのような影響が生じるのか非常に楽しみである*2

*1:不況がマネタリーな現象であるということはもはや疑う余地がない。ここで言っているのは期待にどれほどの効果があり、また、どのくらいの期間続くのかということ

*2:速水時代に実証済みだったっけ?(藁)