ブードゥー・リース会計(2)

ftmoonさんの減価償却に関する記載を見ていて思いついたのだが、オペレーティング・リースにすることで税金を少なくすることができるではないか。

リースだろうが通常の減価償却だろうが、トータルとしての費用は変わらないわけだから税金も同程度になると考えていたがよくよく考えたらそうではない。

税務において減価償却する場合、減価償却年数も残存価値も法律で定められている*1。しかし、リースにすれば、償却年数(=リース期間)は自由になる。

例えば、直近3年利益がでるが、その後は赤字になりそうだという見通しがあるなら、3年リースにすることで黒字期の損金が増え、税金支払い額は少なく抑えられる。逆に当面赤字が続きそうならば、長期のローン返済にすることで赤字額を抑えて見せることができる。

*1:定めておかないと支払う税金の額を自由に変更できてしまうからである