会計

提言:システム化可能な税制作りを目指せ

金融庁は2日、10年度の税制改正要望に対する意見の一般募集を始めた。これまでは銀行や証券といった金融業界団体からの要望に偏りがちだったが、幅広く意見を集め、新政府税制調査会に提出する税制改正要望に反映させる方針。 http://www.asahi.com/polit…

税務とリース料と消費税と

ところが今頃になってだよ。 「移転外リース取引につき、事業者(賃借人)が賃貸借処理をしている場合で、そのリース料について支払うべき日の属する課税期間における課税仕入れ等として消費税の申告をしているときは、これによって差し支えありません。」by…

リース会計変更、法人統計に混乱 設備投資、連続性失う

2008年4―6月期の法人企業統計で、企業会計制度の変更による混乱がみられた。最も注目される設備投資は前年同期比6.5%減。しかしリース業を除く全産業では3.8%増となり、リース業の減少が全体を大きく下押しする結果となった。 要因はリース取引の会計基準…

公認会計士制度に対する疑問

前から思っていたのだが、お客から金をもらってお客への不利益を働く(建前上は株主が客だからそうではないのだが)という公認会計士制度は適切なインセンティブ構造の上に構築されているのだろか。株主から直接お金を徴収し株主総会で公認会計士を選出する…

報酬にかかる源泉の仕組みは何とかならんのか

単に複雑で事務処理が大変なので、もちっと簡素にしてほしいと思う。少なくとも徴収はともかく、納税は年に一回で良いだろうし、調書提出義務の金額とか、源泉対象じゃなくても調書は出さなきゃならないとか、一回に支払う金額が100万円を超えたら税額アップ…

なぜソフトウェア会計は難しいのか

おそらく結論はソフトウェアというものの自由度が高すぎるという、その一点につきる。制約があれば、そこが制限になって物事を決めることができるが、自由度が高いが故にどのような結論が正しいのかわからなくなってしまう。最近、ソフトウェア会計に携わる…

ソフトウェアの資産計上のお話

http://satoshi.blogs.com/life/2007/10/post-2.html一応コメントを書いておいたけれど、今の企業会計が現金主義ではなく発生主義がベースになっていることがわかっていれば別に不思議でもなんでもない話だったりする。知らないと深い裏側があるように見えて…

浜辺陽一郎「会社法はこれでいいのか (平凡社新書)」を読む

うーむ。何が問題なのかよくわからん。確かに問題ちゃあ問題だが、大問題だ!っていうようなものにはどうも見えんのだよなぁ。もしかして、会社法便乗本だったりするのかなぁ。会社法はこれでいいのか (平凡社新書)作者: 浜辺陽一郎出版社/メーカー: 平凡社…

簿記1級

新会社法も適用されたことだし、そろそろ勉強し始めようかという気になっているのだけど、さすがに11月の試験に合わせるのは無茶だなぁ。となると、来年6月か。年始から勉強し始めれば半年で試験日だからちょうど良いかも。

資産−(負債+資本)=利益ではない

某会計パッケージにて貸借対照表の利益計算に資本と負債+資本の貸借差額を使っていないので、どうしてなのかと聞いたら、全社で見たらきちんと利益が計算できるが部署別だと資本がないなどの理由で不適切な利益額になってしまうので、利益は損益計算書の結…

資本か純資産か

困ったのが簿記や会計の入門者に貸借対照表を教える際に、これまで「資産・負債・資本」と教えていたのに、これからは「資産・負債・純資産」と教えるのかな、という問題です。 会社法が施行され会計基準も変わったのだから「資産・負債・純資産」としましょ…

ソフトウェア計上の仕訳(メモ)

おそらくこうなるはずだというメモ。嘘があったら指摘してほしいです。 受注製作のソフトウェア 仕掛計上の時の仕訳 借方貸方 期首仕掛品棚卸高仕掛品 仕掛品期末仕掛品棚卸高 資産計上の時の仕訳 借方貸方 期首製品棚卸高製品 製品期末製品棚卸高 市場販売…

減価償却拡大、法人税6000億減税へ…安倍氏意向

一見すると経済の話題のようだが、実は固定資産の残存価額概念を無くすという話と関係しているらしい。すでに欧米では残存価額という考え方がないらしく、減価償却が終わった時点で固定資産の価値はゼロだとみなされる。現在は95%まで償却可能だがそれを100%…

○○減税を問う

システムの取り扱いが複雑になるので、やめてください(泣)

リース資産、計上義務付け・新会計基準原案固まる

来るべきときが来たという感じだが、「パソコンなどリース料総額が300万円以下の少額物件は除く」とのことなので、実務上の影響は限定的で済みそう*1。あぁ、でもサーバ類やネットワーク機器だと超える金額のものが結構あるなぁ…… *1:いまやパソコンはひとり…

貸倒引当金と貸倒損失

貸倒引当金を設定した対象となる債権にしか貸倒引当金を充当してはいけないと簿記では習ったし各所のサイトでもそう書かれている(し、理論的にもそうな)のだが、それを記したソースがどこにあるのかわからない。企業会計原則にはとりあえず書いてなさそう…

複数の商品・サービスが組み合わせを販売した際の売上計上基準

いやー、簿記を勉強してたときには、会計の仕組みって良くできてるなぁとか思っていたのだけれど、実務でやると穴だらけだということがわかって面白い。例えば、今回の「複数の商品・サービスが組み合わせを販売した際の売上計上基準」なんて、ものすごく良…

管理会計とはなにか

管理会計という分野がある。財務会計というのは商法・証券取引法・法人税法といった諸法令によって規定され*1、外部の人々へ企業の財務状況の比較可能性を提供することを目的とした会計である。では、管理会計はというと、目的という意味で言えば、内部利用…

続・ソフトウェア会計

ASPサービスに関するソフトウェア資産の減価償却費だが、 製造原価にはならない ASPサービスに関しては、直接売上原価に計上 というのが、おそらく正しい。ASPサービスではなく、営業支援ツールのようなものは販管費に落とすということになりそう。問題は、…

会計実務の微妙さ

一応それなりに簿記を勉強してわかった気になっていたけれど、実務で調べてみるとやたらと難しい。難しいというよりも微妙な問題が多すぎる。主に製造業の会社がやっているASPのサービスは製造原価なのか売上原価なのか販売費なのかとか、販売もするしASPサ…

ソフトウェア会計の謎

ソフトウェア会計について調べているんだが、複雑すぎてお話にならない。調べに調べた結果、どうも結論出ず(会計士 or 税務署判断)ということになりそうなのだが。どういう問題かというとこういう問題*1。 その会社は製造および自社製品の販売を生業として…

マスタ

ソフトウェア会計で出てくる「マスター」のことをずっとマスタデータと勘違いしていたということに今日気付いた。マスター/スレイブのマスターのことなのね。なんで、社員マスタとか取引マスタとかのメンテナンス費用がそんな大きく扱われるんだろうとかち…

本日の疑問

法人税法上、ソフトウェアの償却年数は「複写して販売するための原本」の場合3年、その他の場合5年と定められているのだが、Yahooとかライブドアみたいな商売の場合、別にソフトウェアを複写して販売するわけではないのだから償却年数5年になるのだろうか…

リースバックという仕組み

リース会計というのは理論と実践の隙間にぐちゃぐちゃとした暗黒面が広がっているらしく、簿記の勉強しただけでは見えてこない問題がある。で、このリースバックという奴もそのひとつである。リースバックとは 販売会社から固定資産を購入 購入後すみやかに…

のれんの罠

7月に向けて大詰めを迎えた協議は10日、関東つくば銀行の「合併の見送り」宣言で突然、終止符が打たれた。システム統合を巡る両行の協議が遅れ、今年4月から適用される新しい会計基準で発生した「のれん代」の償却負担が膨らんだのが理由だ。合併への見…

シンジケート・ローン

どうも世の中にはシンジケート・ローンなるものがあるらしい。そういうものの存在を今日初めて知ったのだが、実にワクワクする名前である。ヤクザ屋さんとかマフィアとか蛇盗とかがやっているローンがあって、マネーロンダリングなどに使われているのだろう……

のれん代一括償却禁止、64%がマイナス評価

営業権(=のれん代)って5年償却じゃなかったっけと思ったら、5年以下なら償却可能だった。そりゃそうだ。しかし、〜年以下で償却って会計操作以上の何ものでない気がするんだが……。設立後、三年以内に解散予定とかを考慮しているんだろうか。でも、企業会…

簿記

やっと、問題集を解き終えた……ってあと一ヶ月切ってるんですけど。しかも、商業簿記の内容ほとんど忘れてるし。かなりヤバイ。さすがに今回はどうにもならん予感が……くそぉ、たかが簿記のくせしやがって、なんでこんなに難しいねん。

山田真哉「女子大生会計士の事件簿 DX.2 騒がしい探偵や怪盗たち (角川文庫)」を読む

前作が面白かったので、続編を買ってみる。ちょっと一冊目より軽めのネタ……というか、割と有名なネタが多いのが気になるが、まぁこれだけ話を書くとネタ切れするわなぁ。個人的には、もちっと各章の内容を増やして、話数を少なくしたほうが良かった気もする…

人生のバランスシート

ふと思ったのだが、人生の上での努力や受けた恩をバランスシートで客観的に見ることができたらどうなるのだろうか。資産は現在の自分の価値、資本は自己努力、負債は周りから受けた恩義。「あぁ、俺あの人にこんなに恩があるよ」とか「俺ってこんなにがんば…