食欲

社会人として働くようになって以来、多少高い食い物に手を出すようになったのだが、実感としては値段分の価値があることはほとんどない。1300円もする玉ひでの親子丼と490円のなか卵の親子丼にそれほどの違いがあるとは思えない。費用対効果で考えた場合、概ね千円が分岐点でありそれ以上の値段を出してもそれほどおいしい料理は食べれないように思える。

経済学的に考えても、高い料理というのは必ずしもおいしさに対して値付けがされているとは限らない。高い値段を出しても人が来るような立地で販売する場合、需要がある以上、値段を低く抑える理由はなく、需要に見合った価格まで上げることができる。行っていい店、わるい店というコラムによると、六本木ヒルズのレストランは本店よりも高い値段が設定されているそうである。