リフレ派命名問題

なんだか、えらい古い話に反応してるようで何なんだが、一ヶ月ほど前リフレ派という名前が悪いんじゃないかという話題が出ていたような気がする。ある意味どうでもいい話ではあるわけだが、個人的には以前からリフレ派という呼び方は不適切なのではないかと思っていた。なんと言っても「派」という言葉がまずい。世間的に自民党の派閥政治解消が話題になっているこの時期に、なに派閥なんて作ってんですかという話に当然なるだろう。実際問題リフレ政策自体は、期待に期待する点を除けば経済学的に目新しい話ではないし、通常の金融政策の自然な延長線上に存在する政策なわけで、「派」という言葉から連想されるような特定のイデオロギーによって集まっている集団ではないわけだから誤解を招くこと甚だしい。

そこでだ。私は、次のような呼び方を考えてみた。それは、

リフレの
である。「の」って何だと思う方がいたら、ぜひ鋼の錬金術師1巻を読んでいただきたい。そう、ロイ・マスタング大佐のあれである。当然、リフレ政策を主張する経済学者は「リフレの経済学者」であり、名乗るときは

ベン・バーナンキ。地位はFRB議長だ。
そしてもうひとつ、
「リフレの経済学者」だ
覚えておきたまえ
とかなんとか言っていただけると幸いである。「銘はリフレ!」など探せば、まだまだナウでヤングな台詞が見つかると思われるので、ぜひ自分なりの決め台詞を考えていただきたい。ちなみに、人からは「や、リフレの」とか呼ばれることになるので、リフレ政策提唱者同士で会話するばあいには非常に困った事態になるのだが、まぁその程度の問題には目をつぶることにして……