郵政民営化で切り捨てられる人々

一関市大東町では大原、猿沢の両局の集配業務を摺沢局に集約。同町の主婦佐藤千代子さん(60)は「やはり地方の郵便局は切り捨てられるのかという思いだ」と語り、無職金野千里さん(66)は「郵便局が地域からなくなるきっかけになるのでは」と懸念する。

小原伸元・市大東地域自治区長も「降雪が多い東北で1人の配達員の移動距離が長くなることが本当に合理化につながるのか」と疑問を呈する。

このような人々を説得するにはどうしたらよいのだろうか。

彼らは一見かよわき人々だが、実際には過剰なサービスを受けていただけであり、単なるフリーライダーである。しかし、彼らはすでに利益を得ていたのであり、いまさらその権益を手放すつもりにもなるまい。