ロバート・J・ソウヤー著「イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF)」を読む

地球人と宇宙人のトソク人のファーストコンタクトが順調に進むと見えた矢先、殺人事件が発生。トソク人が容疑者として捕まり裁判にかけられてしまうというおはなし。

こういうバカ話をまじめに法廷ドラマに仕上げてしまうあたり、さすがというかなんというか。知識としてはあってもなじみの薄いアメリカの司法制度がメインなので日本人が読むと微妙な記述もあるが、アメリカ人が読むと爆笑必死なんだろうなぁ(完全に横道ではあるが、やはり陪審員制度って問題だよなぁ。前例主義も裁判に関していえば結構良いかもとか思うた)。

ちょっと長すぎの感もあるけど、面白かった。ソウヤーなので読みやすいし。おすすめ。

イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF)

イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF)