いわゆるひとつのダメな議論

http://d.hatena.ne.jp/arn/20061005#p1 と同じ話がネタに上がってたのだが、以下のような記述を発見。

この例文とは正反対に、国債が国内経済主体に保有されている(内国債である)ことをもって、国債はいくら大きくても問題はないという主張があります。しかし、これも正確な理解ではありません。資金が家計から民間企業に向かっていれば行われたであろう投資活動が、国債に回されたおかげで実行されなくなってしまったという意味での負担が確かに存在します。

クラウディングアウトのことかなと思ったのだけど微妙に説明が違うので違う話なのかも。クラウディングアウトの話であれば不景気時であれば問題ないけど、景気が良いときは金利が上がるから民業投資が圧迫されちまうよという話だったと思う。

でも文章を読む限り、国債残高それ事実自体が民業を圧迫しちまうよといっているようにも読める。うーむ、金利ゼロで国債残高の借り換えだけをしている状況を考えると、国債への民間投資と国債の民間への償還額は同じになるから投資への影響はないような希ガス。とすると、やっぱりクラウディングアウトの事なのだろうか。