努力が損失を生む

具体的なケースを書くわけにはいかないのだが、そういう悲しい状況ってあるんだなぁと。市場が縮小しているとある会社では、現場としては努力してより良い商品・サービスを提供して売り上げを伸ばそうとしているのだが、その結果、複雑な製造工程を経て複雑な販売形態で売られる商品が大量に発生するという状況があった。

当然、既存のシステム上ではきちんと管理することができず、売上は見えるものの売上原価や販売費がいくらかかっているのかは皆目見当がつかない。ある人曰く、「データはないが、おそらく赤字であろう」とのこと。新たに新システムに移行しようと思っても、そのような商品の取り扱いパターンを増やすために複雑化し費用・期間ともに増しそのプロジェクトはデスマーチへと誘われる*1

さて、悪いのは誰だ。

*1:架空の企業のお話です。念のため(^_^;