伊丹敬之編著「日米企業の利益率格差 (一橋大学日本企業研究センター研究叢書)」を微妙に読む
なぜ「微妙に読む」と書いたのかと言うと、この本にどういう意味があるのかさっぱりよくわからないので、興味を失って最後まで読んでないから。日本とアメリカの企業の利益率を比べて何がわかって、どういうことに繋がるのだろうか。一応、いろいろと前書きに書いてあるのだが、それでも良くわからない。
経済学的に考えるなら、企業の利益なんて真に競争的な市場であれば存在しないわけだから利益の高さを競ってもしょうがない(厳密に言えば独占的競争なので利潤は存在するが、趣旨は変わらない)し、しかも日本とアメリカが国家として競争していない以上、日本に本拠地がある企業とアメリカに本拠地がある企業の比較をしたところで意味があるとは思えない。
だとしたらいったいこの本は何を目的にした本なのかなぁ……。うーむ。
日米企業の利益率格差 (一橋大学日本企業研究センター研究叢書)
- 作者: 伊丹敬之
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本
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