違和感

筒井の「時をかける少女」の表紙が貞本義行で太宰の「人間失格」の表紙が小畑健というのは(理由はわかるにしても)ものすごい違和感がある。

と、いうよりなんだかんだ言ってどちらも昭和の作品であり、本文を読むとあの時代特有のどんよりとした空気感が漂いまくっているにも関わらず、表紙は平成的な清潔感で満たされているわけで、そのギャップはいかんともしがたい。