林芳正参議院議員インタビュー

──次期総裁の金融政策運営として金利正常化路線を継承すべきか。



 「あくまで金利の正常化は処方せんの一つであり手段。目的は経済の持続成長のための物価安定が一義的にある。物価水準は、デフレに入ってしまうリスクやコスト、CPIの統計上のバイアスも考えると、プラス1%程度をターゲットにしてなるべく物価の安定を図るという考え方がいいのではないか」



 「日銀が採用している『中長期的な物価安定の理解』で示している0─2%程度という物価水準にはゼロ%も入る。CPIの統計バイアスを考えると、ゼロ%はマイナスと思っており、例えば0.2%、0.3%はデフレに陥るリスクがある。長くデフレで苦しんできたことを考えれば、デフレになるリスクは避けるべきであり、(次期日銀総裁には)デフレはコストが高いというバランス感覚を持ってやってもらいたい」

インタビュー:次期日銀総裁に武藤氏が有力候補=自民・林氏 - ロイター

最近、まともなことを言う政治家が増えてきたような気がする。気がするだけかもしれないけど。