エイプリルフール

毎年、某人や某人のエントリを読んでは、今日がエイプリルフールだということに気付くという情けない日々をおくっているわけだが、様々なサイトを眺めてみるに今日がそれであるということを明らかにするように[joke]等というタグが付いていたり、恥ずかしげもなくタイトルに「エイプリルフール」という文言が記載される現代社会の状況を鑑みるに、本日がエイプリルフールであるということ自体がある種の虚構であり、嘘部一族の戦略的謀略である可能性でさえ捨てきれないなどというくだらない邪推をしてしまうことなど決してないわけだが、しかしながら、帰り際に本屋に立ち寄れば「あの官僚ブログが一冊の本に!」などという文言を目にするに至り、なるほどjokeというタグからして嘘なのであり、あの出版計画自体はベーパーウェアの仮面を被ったリアルな書物のことであったかと気付かされ感嘆したのもつかの間、そのタイトルが「『現在官僚系もふ』徹底批判」であるに至っては、よもやそのような方向に進むとは思わず、なんとも唸ってしまうような世界が多次元宇宙のどこかには存在しているのではないかという可能性は決してなくもないわけで、世に不思議無し、世凡て不思議なりという言葉の説得力に驚かされるのである。