経済学的世界観

経済学批判においてしばしば○○を扱っていないからダメだ、という批判が聞かれるが、それが本当に不適切な取り扱いをうけているのか、単に重要でないから無視されているのか、一寸は考えることが必要だろう。

閑話休題。経済学という学問そのものが経済という切り口で世界を語るものである以上、そのモデルも何らかの抽象化がなされていると考えるべきである。今のところ思いつく限り経済学の世界というのは、特徴の異なる主体群、特徴の異なる財・サービスの市場群、時間軸の三つからなるものと思われる。そのように考えると、あらゆる経済学理論というのは、この三つの特徴として整理可能なのではなかろうか。