そんなエサでおれが釣られるかクマー!

分裂勘違い君劇場: 麻生内閣や小沢民主のより、はるかに強力に日本経済を立て直すと思われる政策を、中学生でも分かるように解説してみる

なんだか最近転ぶ人が多いな。まぁ、消去法で考えても日本に残された方法は金融政策くらいしかないわけで、こうなるのも必然だ。もちろん、彼の人はちゃぶ台返しがお得意なので、明日には逆の記事が掲載されているかもしれないが。

過去に挙げられた不況の解決策なんてサプライサイド政策、クレジットクランチ対策、財政政策、金融政策の四つくらいしかない。しかしながら、すでに日本は前三つに関しては大々的に実施して今に至っていることを忘れてはならない。サプライサイド政策が景気対策にならないことは明白なので論外だし(もし供給制約が日本の不況の原因だというなら、非自発的失業者など発生するわけがない)、クレジットクランチ対策は資本注入や国有化として実施済み(大手行が軒並み過去最高益を出してもクレジットクランチが存在していると考えるバカはいないだろう)、財政政策に関しても小渕政権下で大々的に実施されその効果が極めて限られたものだったことが明らかになっている。残された策は金融政策しかないのだから、もしこれがダメならもはや諦めるしかないのだが……*1

はてブを見る限りリフレ政策への不信感はいまだに強いようだ。ならば、そういう人は素直に景気回復を諦めてみてはいかがだろうか。日本人は滅びの美学を有す稀有な国である。日本経済が滅び行く景色を眺めながらもののあはれを感じるのもおつかもしれない(本当か?)。

*1:しかも、金融政策の効果に関しては、2003年の非不胎化介入による景気回復という実績があることを忘れてはいけない。