フォントサイズを少しだけ小さくし、フォントファミリーを等幅にしてみる。HTMLというメディアはディスプレイという物理媒体の制約のおかげで印刷物と同じサイズで表示すると小さすぎて読みずらく感じる。平文の文字は11ポイントで指定してあるのだけれど、印刷すると11ポイントというのはやや大きめに感じるはずだ。たぶんこれは、平常ユーザとディスプレイの間の距離が本を読む場合などよりも遠いということもあるとは思うが、解像度が低いため文字の解釈に負担がかかることや直接光による表示のため輝度が高すぎることが問題となるのだろうと思う。
それにしても等幅フォントにするだけで、結構見た感じが違うものだ。最初は違和感があったので戻そうかとも思ったが、読んでみると意外に読みやすいことに気づかされる。よくよく考えてみれば、一般の出版物は見出しやアルファベット以外は等幅フォントを使っているわけだから当然といえば当然か。
……ということは、文中の英字はプロポーショナルフォントにしなきゃならないの?