時間的余裕がないはずなのにやる気がでないのでうだうだしてた一日。



永盛さんが絵を描いてる「少女海賊ユーリ2 時のとまった島」を読む。本当はもっと早く買うつもりだったのだが、言うまでもなくつくばでは売り切れなのでなかなか手に入らない。
実はこのシリーズ、贔屓なしで割と面白い。SF部分もうそ臭くないし、冒険物としてもよく書けてると思う。児童書だけあってボリューム不足の感はあるが、それは巻数でカバーという感じだろうか。児童書だからとなめてはいけない。今ファンタジーを読みたければ、ヤングアダルトなんぞ読まずに児童書を読んだ方がいいのかもしれないと本気で思ったり。

私立探偵濱マイク第七話「私生活」を視聴。三週間ぶりである。まあ、毎回監督が違い話の繋がりがあるわけではないので問題ない気はするが。
今回は、脚本、演出ともに割と面白いが小泉今日子(情報屋サキ)の扱いはあれでいいのかなあと思わんでもない。謎であることが存在価値であるキャラクターにあそこまで感情を見せられると基本線が崩れてしまう。確かにあの脚本をやるキャラクターが他にいないから仕方がないのかもしれないが、あれだと話が終わってしまうのではなかろうか。
あと、ああいう尻切れトンボ的な終わり方は、演出としては嫌いではないけれど作り手の逃げを感じてしまう。「アヴァロン」にしろ「もののけ姫」にしろ、やはり物語のつむぎ手たる者、最後まで面倒を見るべきではなかろうか(必須だとは言わないが)。

そういえば、濱マイクってフィルム撮りなのだろうか。画質はフィルムっぽいし、演出を見る限りカメラの支点はほとんど動かないからたぶんそうなんだろう。金かかってますなあ。
前々から疑問に思っているのだが、フィルムの画質を持つデジタルカメラって何でどこも作らないのだろう(放送機器はほぼソニーの独占だから、この場合ソニーに対しての問いかけになるが)。時代劇スタッフの苦労やデジタルカメラの自由度、値段の安さを考えると需要は大きいと思うのだが。根本的に出来ない理由でもあるのだろうか。