本日も例によってビデオ鑑賞。



まず、「トリック 3、4巻」。とりあえず結論は「超能力はなかった」でいいのだろうか。そのまえに散々超能力者出していたからこの結論じゃ矛盾してるような気がするのだが、そうとしか思えない。まあ、堤作品はいつもそうだし、面白かったから気にすまい。そのいいかげんさが堤幸彦の良さでもあるし。
そういえば、無駄に鴻上尚史が出てきたが、あれは見所といってもいいのか?
残りは宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」。ビデオでも赤かったです。まあ、気になるほどではなかったけど。
話としては悪くはなかったけど、いろいろ納得がいかない。各キャラクターが良い人になったり悪い人になったりと役回りが一貫してないし、千尋があんなにちやほやされるのは本当に謎。相変わらず落ちをつけるのが下手なのはいつものことだから気にしないとしても、どこの場面に力を入れているのか判らないのは問題だろう。
それにしても宮崎駿も歳をとったなあ。千尋の描き方なんて祖父さんが孫を見ている感じだもんな。行儀がわるい、挨拶しろ、なんてホントに老人のそれだもんね。

昨日の「言語の脳科学」なのだが、書いた後チョムスキー関係で調べて見た。著者が主張している範囲でのチョムスキーの考え方ってそんなに強い抵抗があるのかね。少なくとも今現在の言語学では割と「チョムスキーマンセーらしいので批判があるとは思えないのだが。
確かにロボット関係では、もともと精密機械から発展した分野だけあって、説明しなくては納得してもらえないかもしれないけど、批判を受けるほどとは思えない。脳科学の人に関しては中に書いてあるとおり「チョムスキーって何?」ってのが実際だろうし。
たぶん著者は、過去の経緯を元に書いてるんだろうなあ。今の現状は、たぶん著者が数章かけて説明するほどの状況ではないでしょ。