今日から数日は特に書くこともなさそうなので、思い出しモードで新年読んだ本とか映画について書くことにする。とりあえず映画から。まず元旦早々「マイノリティ・レポート」を見に行ってしまった。本当は、正月はロードオブザリングの第二部でも見ようと思っていたのだが、どうも公開は2月下旬のようね……というわけでその映画館でやっていた中で一番ましだったのを見に行ったわけだ。
映画としてはまあいいんじゃないでしょうか。たぶん映画ファンとSFファンからは大ブーイングだとは思うのだが、たとえディック原作であろうとも大衆娯楽映画にできるスピルバーグの能力は認めるべきだと思う。確かに落ちがバレバレなのにいつまでも引っ張ったりと、けなしたくなる要素はたくさんあるが、その分かりやすさがスピルバーグの評価に繋がっているわけだし(でも真の才能はホラー映画でのみ発揮されたりするのが、彼のわけのわからないところだったりするのだが)。



他に見たのは小池壮彦が「呪いの心霊ビデオ」という本の中で誉めていた「超・恐怖体験 第4話『心霊ビデオ』」といういかにもダメそうなビデオである(なんと原価980円)。とはいえ、脚本小中千昭、監督鶴田法男だったりしてある意味豪華。実際、脚本はそう悪くはない。
で見ての感想なのだが、鶴田法男って奴は監督としてダメないんじゃなかろうか。というよりも撮り方がいかにも「映画マニア」のそれなんだよなあ。どっかで見たような演出はするくせに基礎がなってないという。まあ、若い頃の作品だから仕方ない面もあるか。

そういえば「アンブレイカブル」を地元の友人に勧めて観させたのだが、いまいちの反応。姉に聞いても「金を損した」とのこと。うーむ、おかしいなあ。あんなにいい映画なのに。