書庫に昔書いた小説「心霊写真」を追加した。たった四、五年前の文章なんだが、今読むと読むに耐えないので大幅に書き直した。それでも、まだ直したりないような気がするけど。まあ、そんなもんですか。
どうでもいいけど、小説のたぐい誰か読んでます?



昨日紹介した「平成の都市伝説」を読み終わる。大きな勘違いをしていたのだが、この本はようするに2ちゃんねるなどのネット掲示板からネタを持ってきただけなんですな。とはいえ、ここまでまとめ上げたのはたいしたものだし、実際面白いものはしょうがないのでお薦めだけはしておきます。
この本の都市伝説がネットから集められてきたものだなんて即座に思い浮かびそうなものだけど、なぜ思い浮かばなかったのかと考えてみると、過去の都市伝説本の中にネチズンをサンプルにした本というものがなかったからだということに気付いた。今までの編者 or 収集者は自身がネチズンであっても、あくまで一般市民という現実世界の人々をサンプルに都市伝説を集めていたし、ネットでの情報と言うのはそれをフォローするものでしかなかった(例えば、現代伝説考)。しかし、時代も流れ意識が変化したのか、もはや今ではネチズンは一般市民という母集団を十分近似できるサンプルとなった……ということなのかもしれない(実際、2ちゃんねるは現実世界に影響を及ぼし始めているし、マスコミを監視する初の機関として機能しつつあるように見える)。