五島勉の大ヒット本を元ネタにした映画「ノストラダムスの大予言」を観る。ビデオ未発売という幻の映画ということでどういう映画なのか思っていたら、ものすごーく良くできた環境左翼のプロパガンダ映画だったりするんだな、これが。
元ネタの本の引用もあるんだけど、基本は環境汚染による悲惨な未来を描いた大パニックムービーでオカルト映画じゃないあたり良く考えられている。思うに、日本で作られたホラー映画という意味では十本の指に入るんじゃなかろうか。まあ、経済学を学んだりロンボルグ本を読んだりした後だと、いろいろ言いたいところもあるけど、純粋にSF映画として観たら特撮もすごいし映像表現の過激さはトラウマになりそう。幻の映画にしてしまうには本当にもったいない。
ちなみに、主演は丹波哲郎なのだが、最初から最後まで丹波哲郎の独壇場状態。基本的に、パニックシーンと丹波哲郎の演説しかない。さすが丹波哲郎、としか言いようがない……。丹波マニアは必見の一作。



最近、グインを読んでて思い出したのだが、オレッチはやっぱりオタクであったのだ(爆)
いやー、一時期はまじめに仕事にのめりこめないかなぁ〜とおもっていた時期もあるのだけど、ひとたび本なり漫画なりを読み始めると頭がオタク脳に戻ってしまうのでありますな。困ったもんだ。