宮崎駿監督作品「ハウルの動く城」を観にいく。押井のイノセンスもそうだったが、二人とも映画の作り方忘れたんじゃないか。シーンはぶち切れ、間の取り方も話の持っていき方もゼンゼンだめ。前半では皆悪者だったのに後半では皆突然善人になるし、後半わけのわからないまま重要な伏線が明らかになったりと進行に無理がありすぎ。とりあえず、この映画は忘れて原作でも読むか。
そういえば、キムタクのハウルが酷評という噂があったが、キムタクも倍賞千恵子も声自体はキャラに合っているし、酷評されるほどひどくはなかった。あの噂は完全に風評のように思える。とはいえ、キムタクは重要なシーンになると演技力のなさが出てくるし、倍賞千恵子も声が老けすぎて若いソフィーをやると違和感がでるし、ソフィーという極めて難しい役をやるには声優経験が浅すぎた感がある。今までの宮崎作品ではそれほど気にならなった俳優声優路線も今回に関しては失敗だろう。