日商簿記検定

以前「決定版 ほんとうにわかる管理会計&戦略会計」を読んだとき、固変分解に最小自乗法を使うというという記述に感動したのだが、実のところこの話、日商簿記検定の試験範囲内、ようするに一般的なお話だったらしい。

実際問題、日商簿記検定は試験範囲がうまく設定されている。

通常、資格などと言うものは実務では役に立たないと相場が決まっているものだが、会計系システムに関わるときにはまず日商簿記3級の試験勉強をしろという話をよく聞くし、事実、試験勉強をすれば基本を一通りおさえられるようになっている。簿記1級に至っては会計に関する基本的なトピックが一通りおさえられるようになっている。

正直、企業で働くあらゆる人は簿記3級程度の知識をぜひ身につけておくべきだと思う。知っているのと知らないのとでは、会社におけるお金に関する見方がまったく違ってくる。特に技術系の学生にとって会計など縁遠い世界に感じられがちだが、仕事をしながらでも一ヶ月程度で取得できる資格なので、暇を見つけて勉強することをお勧めしたい*1

*1:まぁ、私が書いても説得力はないわけだが(藁)