円安を問題視しない日本の問題

森永がまともなことを言う一方で、こういう専門家の顔してトンデモな発言を繰り返す人もいるのだよなぁ。

参議院選挙が終わり政局は動こうとしている。その中で様々な政策論争が起きることを期待するとともに、「国益につながる通貨政策」(強い円は日本の国益)という議論も是非、付け加えてもらいたい。

だってよ。アホか。国益につながるのは生産性であって通貨ではない。通貨なんてものは基本的には単なる目盛に過ぎないわけで、目盛を変えたら生産性が上がるなんて議論が成立するわけがない(もちろん、これは厳密には正しくない。通貨はストックできるため、通貨の単位価値の増減は既存資産および予想を変化させることにより影響を与える。しかしながら、それは基礎となる生産性とは別の話だ。しかも今はデフレ気味であるわけだから、円安に誘導する方が好ましい)。

いい加減、強い円信者には滅びていただきたいものだ。