サブカルチャーという悪徳

アニメとか漫画とかゲームとか、そういったものは所詮はサブカルチャーだ。君が熱中した何とかというゲームソフト(メタルギアソリッドシリーズだったと思う)を作った人達というのも、本来であればメインカルチャーとか、実学とか、政治とか、そういった世界で活躍すべき人達だったはずなんだ。政治の世界でもアニメとか漫画で日本をアピールしようという動きがあるが、私は政治家の端くれとして恥ずかしくて賛成できない。独創的な能力を持つ人々をサブカルチャーの世界に追い払った事を自ら喧伝しているようで、国外にも、アニメ・漫画・ゲームを作っている人達にも顔向け出来ないんだよ。

日本贔屓の欧州の学生と県議会議員やってる叔父が出会った

このおじさんはものすごくまともで真面目に日本のことを考えているのだと思うのだけど、個人的には賛成できないのだよな。

今のメインカルチャーがむかしからメインカルチャーだったことはない。現代美術なんてサブカルそのものだし、長期雇用も家族揃っての食卓も強い親父も文学を読む学生も昭和のほんの一時期に形成されたカルチャーに過ぎない。不倫は文化だった時代や子供は奉公や家事手伝いで親を助けるものとされていた時代の方が日本にとっては長かったはずだが、それを今もカルチャーとする人はいない。

メインカルチャーは今生きている人々が決めるんだ。死んでいった人々が決めるものじゃないのだからさ。