大前研一むちゃくちゃだな……

米国をはじめ各国中央銀行の過度の金融緩和が最近の世界的なインフレの一因だとテーラー氏は述べていますが、現在世界的なインフレの原因を作り出しているのは、過度の金融緩和ではなく、「世界的な金余り」が正解だからです。

(中略)

結論として、テーラー氏が述べる「利上げするべき」という意見は正しいと思いますが、米国の財務次官まで務めた人が、根本的な理由を取り違えてしまうのは情けないことです。

http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/1060.php

テーラーをバカ呼ばわりですよ……

一体、何をどう見れば、「低金利がバブルの一因」などというおかしな発言につながるのか、私には全く理解できません。少なくとも、自分が発言する内容については検証すべきですし、その論拠となる資料くらい準備して然るべきだと思います。

こんな社会人としても初歩的なことを、日銀総裁に向かって指摘しなければならないとは、情けない限りです。

日銀の過去20年の歴史を見て分かるとおり、検証結果は白川日銀総裁が述べたこととは、逆の事実を示しています。

「バブルは金利が低いから発生している」というのは、全くの見当違いだとわかります。

白川日銀総裁は、もう一度、バブル発生と崩壊のメカニズムを勉強し直すべきです。改めて言いますが、今のままでは、レベルが低すぎます。

http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/1060.php

少なくともグラフは実質金利で見せないとなんの意味もないと思いますが。それはともかく、こんな理由でレベルが低いと言われると、さすがに白川総裁が可哀想になってくる。