自滅する労働組合

パナソニックグループ労働組合連合会(山崎弦一委員長、約7万7000人)は14日、2009年春闘で月額4500円(組合員平均)の賃上げを求めることを決めた。前年の要求額は2000円だったが、物価上昇などを考慮し、電機各社の労組で組織する電機連合の統一要求に沿って大幅に上積みした。



 ただ、パナソニックは09年3月期連結決算で、税引き後利益が3800億円の赤字となる見通しだ。会社側は管理職の報酬を5%カットするなどの効率化策を打ち出しており、交渉は難航が予想される。

http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/mega/me90215a.htm?from=tokusyu

ずいぶん悪い冗談だ。コストプッシュインフレに基づき賃上げを要求する時点で筋悪なのに、そのインフレ率がすでに沈静化し、それどころか大デフレが到来しつつあるこの今の時期に大幅な賃上げ要求するとは。馬鹿は政治家だけで十分だ。

労働者に必要なのは好景気であって労働組合ではないということが、この記事を読んで明瞭になった気がする。