山本幸三インタビュー

−−なら、どうして日銀は今回、動かないのでしょう。



「ほとんどわかっていないんだ、みんな。日銀は一生懸命やっている、と。低金利やっていると。名目金利は低いけど実質金利は高いんだもの。デフレだから。でも、実質金利の議論なんて、みんなわからない。名目は0・5%だから低いじゃないか、とみんな言う。でも、実体は物価が下がっているときは実質金利高いんだから。アメリカというのは景気が悪くなったら、実質金利はマイナスにするんですよ。それぐらい金融緩和する。日本はいまだかつて実質マイナス金利にしたことがない。だから景気回復が遅い。アメリカの政策当局や学者の間では常識。それが日本の非常識。日銀がおかしな理論を展開して、それにみんな、毒されている。特に銀行系、証券系のエコノミストは日銀から仕事をもらったりしているし、飲ませたり食わせたりされているから、日銀批判はできない。学者も日銀の副総裁なんかになれる道があるからべったり。いかにもだらしない」

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090530/plc0905300800005-n1.htm

山本幸三先生素敵すぎです。